• 10月 20, 2023

インフルエンザ流行に関して

季節の変わり目に伴い、昼夜の気温差にて風邪症状の訴えがある方を多く診るようになってきました。

今年の9月に入ってからインフルエンザ陽性の方が少し見受けられるようになって、10月に入ってから当院でもインフルエンザ陽性の方が多くなってきております。逆にコロナ陽性の方は現状減ってきている印象です。例年であれば、インフルエンザの流行時期としてはかなり早く、このまま冬季に季節が移り替わると流行の可能性は高いと考えております。そのため、ここ数年はコロナワクチンの接種があった影響でインフルエンザワクチンを接種される方が少なかった印象ですが、今年度は接種することが望ましいと考えます。もちろん、インフルエンザワクチンを接種しても、インフルエンザの罹患を完全に予防できるわけではありませんが、症状の軽減や合併症の抑制効果が一定程度認められています。また、個人の免疫という点ももちろんですが、集団免疫の点で一定割合以上の人が免疫を持つことによって、感染患者が出ても、他の人に感染しにくくなり、感染症が流行しなくなり、間接的に免疫を持たない人も感染から守られるということもありますので、インフルエンザワクチン接種を当院では勧めております。

当院に今年度、インフルエンザ陽性であった方の症状としては

①発熱

②頭痛、関節痛

③鼻汁、咳

などが挙げられます。

当院では随時、インフルエンザ抗原検査および治療、ワクチン接種を行っておりますので、悩まれた方は御相談いただければと思います。

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