• 9月 25, 2023

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群とは腸が精神的ストレスや自律神経失調などの原因で刺激に対して過敏な状態になり、便通異常を起こす病気です。大腸カメラをしても、腸にポリープや炎症などの疾患がないにもかかわらず、慢性的に腹痛を伴う下痢や便秘などが起こるのが特徴で、排便をすると腹痛症状が軽減する傾向があります。

タイプとして

①下痢型

②便秘型

③混合型(下痢、便秘が交互に)

④ガス型(おならを中心とした症状)

などがあります。

院長自身も学生時代に下痢型の過敏性腸症候群で悩み、トイレが近くにない状況下や通学の満員電車乗車中に腹痛がおこり、途中下車にてトイレに駆け込んだり、初めて行く場所ではトイレの場所を確認するなどの経験をしたことがあります。現在は症状なく過ごせており、その一番の要因としては精神的ストレスのかかる原因などがなくなったことであると感じています。現在、若い方から中年の方にかけて、過敏性腸症候群の症状がある方は多数おられる印象です。しかしながら、そういった症状はあまり周りには理解されなかったり、言えないといった方が多くおられます。もちろん、生活改善・食生活の安定・運動習慣などでストレス要因を取り除ければ、一番ですが、御自身の状況や職場環境にて難しいことが多いと思います。過敏性腸症候群に対しては内服薬にて排便コントロールなどを行い、治療することも可能です。こういった症状のある方は一度当院に御相談ください。

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