高血圧治療補助アプリ

当院でも現時点で高血圧の治療を受けていないが、健診などで高血圧を指摘されていると御相談に来院される方が多くいらっしゃいます。血圧を下げる薬を飲み始めなければいけない方も一定数おられますが、多くの方が塩分の摂り過ぎや食生活の偏り、運動習慣が少ないといった要因があり、生活指導を行うことが多々ありました。しかしながら、生活習慣の改善と一括りで言っても簡単ではないと思います。また、薬はなるべく内服したくないといった方も少ないと思います。そういった点から当院ではこの度、保険適応となった高血圧治療補助アプリ「ＣｕｒｅＡｐｐ　ＨＴ」を処方できる体制を整えました。具体的な詳細に関してはhttps://cureapp.co.jp/productsite/ht/を御参照ください。

ここからは主観となりますが、院長が個人的に考えるメリットとしては

①薬なしにてアプリの手助けで生活習慣の改善のみで血圧を下げれる可能性がある。

②血圧を下げる薬を内服中の方は減薬や薬の中止ができる可能性がある。

③医師側でも患者様毎に日常の血圧の変化を把握でき、共有できる。

院長が個人的に考えるデメリットとしては

①自宅に血圧計が必要。

②スマホやタブレットなどでのアプリ操作が可能な方に限られる。

③少なくとも6か月間は1か月に1回受診していただく必要がある。

といった点があるかと考えます。

20～60歳の方で高血圧の指摘はあるものの治療を現在受けておらず、薬の内服に抵抗がある方が最初にこういったアプリにて治療を行うのも選択肢の一つかと考えます。また、減薬を目指す上でも補助的な役割もしてくれるのではとも考えます。一度、相談してみたい方や希望される方は当院受診（木曜午前診以外）の上、御相談頂ければと思います。